【好きを仕事に。】認定講師:町田満彩智 -後編-
O Lから女子アナへ。話し手へのキャリアチェンジ -後編-
後編の今回は、MCや研修講師、女子アナ人事室でも幅広く活躍されている町田満彩智さんに、
現在のお仕事についてお話を伺いました。
▶︎インタビュー記事(前編)はこちら
――今の仕事を始めることになったきっかけを教えてください。
人前でお話をさせていただく経験を積む中で、
「話し手のお仕事」を極めるべくキャリアアップしていきたい気持ちが強まりました。
その時に、第3期女子アナ広報室アナウンサーオーディションに応募し、入社しました。
――具体的にどんなお仕事をしているのでしょうか。
主に、3つのお仕事をしています。
1つ目は、アナウンサーとしてのメディア出演、イベントMCです。
2つ目は、研修講師です。アナウンサー講師として、企業様のビジネスマナー研修から、コミュニケーション研修、メイク講座、ヒアリングワークショップ、就活生に向けた面接対策講座なども行っています。
3つ目は、女子アナ人事室の一員として、各大学とトークナビを繋げる役割を担っています。
――本当に幅広くお仕事をされているんですね。その中で、特に印象的なお仕事はありますか?
どれも印象的なのですが、研修講師のお仕事にもやりがいを感じています。
企業様によっては1日8時間ほど、1ヶ月間研修を担当させていただくこともあります。
初日と最終日では、受講者の皆さまの話し方や立ち居振舞いに大きな変化があり、
自信を持ってプレゼンをされる姿をみると、感動して胸が震える瞬間がありました。
これまでの自分自身の経験も交えながらお伝えする中で、相手の成長をサポートすることができる。
こんなに幸せなお仕事ってあるんだなと、日々感じています。
――いつも笑顔の町田さんですが、しんどい部分もあるのでしょうか。
もちろん楽しい部分だけではなく大変なことも沢山あります。
時には家の中で落ち込むことも。でもどんなにつらい時でも、絶対に笑顔でお仕事をやり抜くと決めています。
MCや講師として人前に立たせていただく以上、自分の機嫌で仕事をしてはいけないという意識を持っています。
現場の雰囲気を明るく柔らかくして、参加者の方々に心地よく感じていただける空間をつくることも大切なので、そのための自己管理にも気を配っています。
――精神面でも体力面でもハードなお仕事の中、町田さんにとってのモチベーションはなんでしょうか。
やっぱり好きだから、という気持ちが強いです。
好きだからこそ情熱をもって取り組むことができて、
良いものをつくるために最高のパフォーマンスを追求し続けることができます。
自分が大好きなお仕事で、誰かに喜んでいただけて、社会の役に立てるのなら本当に幸せでありがたいなと。
それが一番のモチベーションです。
――これまで声に関するお仕事をされてきたと思うのですが、職業病のようなものはありますか。
あります。公的機関で働いて、公式な場面でお話をさせていただくことが多かったので、
フォーマルな場面の立ち居振舞いや話し方が染み付いてしまっています。
素で話しているつもりでも、「もっとラフでいいよ笑」と言われることもあります。
どんな時も親しみを感じていただけるように、求められている場面に応じて、
臨機応変に動くことも心がけています。
――お仕事もお忙しいと思うのですが、休日はどのように過ごしているのですか。
小さい頃から音楽をやっていたので、歌をうたうことが大好きです。
コロナ禍以前は、早稲田大学ボランティアセンターのプログラムで毎月東北に行っていました。
東北復興支援に関連したプログラムで、大学生の頃から今まで8年ほど続けているのですが、
東北に行って、大好きなうたを一緒に歌って、美味しいものを食べて、地域の小中学生やあったかい地元の人たちと交流する。これがプライベートの何よりの幸せでした。
東北に毎月行くなかで、自分自身の防災に対する考え方の甘さを痛感することもありました。
その中で、いのちを守るアナウンサーになりたいという思いから、防災士の資格を取りました。
また、沖縄出身だからこそ、雪が降る地域が大好きでスノーモービル検定もとりました(笑)
コロナ禍では、上橋菜穂子さん(小説家・文化人類学者)の考え方や生き方が好きで、小説に没頭しています。
各民族のいのちに対する考え方や、背景の異なる者同士がいかにして境界線を越えていくのかという姿が描かれていて、とても勉強になります。
――プライベートでも多くのことに積極的に挑戦しているんですね。最後に、今後の目標を教えてください。
トークナビの一員としては、組織が大きくなり、より一層名前を知っていただけたらと思っていて、
その一助を担えたらいいなと考えています。
トークナビは、社員も社会も、内も外も大切にする本当に素敵な会社だと感じています。
テレビ局出身のアナウンサー集団が、強みである「声」をいかして
「伝えるプロフェッショナル」として仕事に取り組み、社会に貢献する。
この考え方がとても好きなので、私にとって、トークナビは夢のような職場です。
個人的な目標としては、話し手のキャリアを一層積むべく、
今後は番組MCなどを担いながら声の仕事の幅を広げていきたいと考えています。
沖縄で抱いていた、声のお仕事を通して、和の架け橋となる夢を叶えるべく、一つひとつ精一杯頑張ります。
▶︎インタビュー記事(前編)はこちら
【取材後記】
今回は前編・後編にわたって、町田満彩智さんのお話を伺いました。
多くの経験の中で、入念な準備や相手に対する心遣いを大切にされる町田さんの姿は、
本当に格好良く、学生として学ぶことばかりでした。取材へのご協力ありがとうございました。
そして、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
インタビューしたのは…
トークナビ インターン 飯田 芽生愛 ( Iida Meia )
早稲田大学 社会科学部
高校時代に全国高等学校弁論大会で優勝。
言葉で伝えることの大切さを実感し、記者をはじめ報道制作に携わりたいと考えている。
全日本チアダンス選手権大会への出場経験あり。